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リワークプログラムで復職

悩む男性

職場復帰へ向けた取り組みとその仕組み

症状が重くて仕事を継続できない場合や、治療を優先するために仕事を辞める場合など、うつ病も重症化すれば離職を余儀なくされる場合が多々あります。休職期間が長くなるほど再就職への不安もつのりますが、そんな時に活用すると良いのがリワークプログラムです。これは精神科などで提供されており、職場へ戻るためのリハビリテーションが主な内容になっています。プログラムの初期段階では、遠のいていた集団生活へ体を慣らすことも目的に、レクリエーションや軽いスポーツを実施するケースも少なくありません。そして、実際の業務に類似した軽作業や、オフィスワークなどを行うのが基本です。最初は10分間といった具合に短い時間からスタートしますが、プログラムが進むにつれて作業時間は段階的に延びていき、集中力を元の状態まで高めるトレーニングもします。また就職へ向けたトレーニングだけでなく、就職した後に再度休職する事態にならないよう、その対処法を身につけられるのも一般的です。具体的には、職場を辞めた時の経緯や、当時の仕事に対する姿勢を振り返り、休職した原因を見つめ直します。客観的にそのプロセスを確認し、問題点を洗い出すことで、再びうつ病に陥らない術を学ぶのです。

休職期間が一定以上長くなりますと、毎日時間通りに会社へ通う感覚も希薄になってしまいます。ですが、精神科などのリワークプログラムに参加すれば定刻に赴く必要があるため、通勤感覚を自然と取り戻せる仕組みです。事実リワークプログラムの開始当初は、うつ病によって乱れた生活パターンを回復させることも目的になります。また、プログラムでは運動も取り入れられますが、これは減少した体力を高めるほか、体を使うことで夜に寝やすくするといった狙いもあるのです。このようにリワークプログラムでは、様々な角度から生活サイクルを整える工夫が凝らされています。そのほか、就職するにはコミュニケーション能力を回復させることも欠かせません。このためリワークプログラムでは、お題に合わせて参加者同士がスピーチを行い、人前で話すことに慣らしたりします。ただし、業務によって求められる内容が違うため、プレゼンや電話応対など、必要に応じて個別的に練習するケースも少なくありません。そして、精神科で提供しているリワークプログラムは、医師だけでなく、精神保健福祉士や作業療法士など、多彩な専門職員が参加しているのも通例です。各分野のエキスパートがサポートしてくれますから、うつ病が改善して再就職が視野に入った際は、リワークプログラムを検討してみると良いでしょう。